2023年1月14日(雨〜曇)
場所:株式会社アイカンさんの食品加工工場(三重県桑名市)
名鉄観光サービスさんの子どもたちに本物体験を提供する”名鉄セカンドスクール”との連携企画「ゴミからエネルギーを作る未来を学ぶ!」を実施しました。これからの持続可能な未来を考えるための自然環境教育プログラムの一貫として位置付けています。サポーターはしょうたとひられん。
一日の流れを説明。早速、加工工場見学のための装備(白衣、帽子、長靴)をアイカンさんからお借りして身に付けました。
株式会社アイカンさんの主な事業紹介、バイオガスプラントを設置するに至った背景や課題、バイオガスプラントの概要(メタン発酵処理からエネルギー生産までの一連の流れ)、実際にエネルギーが取り出される様子などをアイカンの社員さんに説明していただきながら、参加者と缶詰工場及びバイオマスプラント内を見学しました。
食品加工の現場と、廃棄物が出る過程を身近に感じ取れました。
バイオマスプラントの導入例を目の当たりにすることで、持続可能性、循環について考えることができました。
アイカンさんのプラントで見てきたことを振り返りつつ、ゴミがエネルギーになることを説明。ゴミの中にはエネルギーに変えることができるものも存在しているということ、それは「バイオマス」であるということ、「バイオマス」とは何か、「メタン発酵」というエネルギーをとりだす方法について、メタン発酵でゴミからエネルギーを作る利点、物質循環の話、未来の資源の使い方、モノの価値の見出し方についてなどを話しました。子どもたちは熱心にメモをとってくれていました。
家庭で出る生ごみを想定した試料(白菜の芯、鶏もも肉、小麦粉)でのメタンガス発生実験の様子を動画で紹介。メタン発酵実験で生じた消化液のpHとアルカリ度の測定体験を子どもたちの前で行いました。ある子どもは、メスシリンダーの使い方を学校で習ったばかりで、学校での学びが活かされるような形となりました。 学校で学んでいることとリンクすることがあると、参加する小学生も「日々の学校での学びが活かされている・意味がある」という実感が湧くので、それを大事に企画を作っていきたいと思いました。