大学生と研究しよう「イルカ大好きっ子集まれ!目指せ未来のイルカはかせ!」

2022年12月27日(晴れ)

場所:南知多ビーチランド(愛知県知多郡美浜町)

名鉄観光サービスさんの子どもたちに本物体験を提供する”名鉄セカンドスクール”との連携企画「イルカ大好きっ子集まれ!目指せ未来のイルカはかせ!」を実施しました。イルカについて学び深めることで、海と私たちのつながりや海を学ぶ、自然環境教育プログラムの一貫として位置付けることができます。

メインスタッフとして、子供の頃からイルカが好きで、大学でイルカについて研究していた、サポーターのあいりが活躍しました。アシスタントとしてひらこうも頑張りました。

オリエンテーションとして、今回のメインテーマである、「イルカの「なぜ?」「なに?」を見つけよう」について説明しました。1日の流れ、注意事項も伝えました。

「なぜ私はイルカを研究しようと思ったのか?」について、自己紹介を兼ねて、自身がイルカを好きになったきっかけやイルカを好きな理由、なぜ研究者になろうと思ったのかをプレゼン。その後、アイスブレイクを兼ねて、好きなイルカと自己紹介を子どもたちを集めて行いました。また、「海に戻ったイルカの不思議」について、クイズ形式でもともとは陸で暮らしていたイルカがなぜ海に戻っていったのか、また人とイルカの共通点、相違点に着目したクイズを進めながら紹介しました。

「なぜ私はイルカを研究しようと思ったのか?」を説明する「あいり」

「イルカ博士になるために」問い続けることの大切さについてのプレゼン後、ワークシートを使って参加者にイルカのスケッチをしてもらいながら、イルカとヒトの同じところ、違うところ、面白いと思うところ、不思議に思うことについて書きだしてもらい、参加者同士でワークシートに書いた内容の共有をしました。最後に、人とイルカの違いについて、目、鼻、耳に着目してプレゼンをしました。

イルカのスケッチをしている様子
使用したワークシート

「イルカはどうやって世界を捉えているの?」(室内実験)

①言葉を使わずに気持ちを伝えてみよう〜「言葉なしで音だけで感情を伝えてみよう」「手の握り方だけで感情を伝えてみよう」の2つについて喜怒哀楽などお題を出し、親子で言葉を使わないコミュニケーションがいかに難しいかについて考えてもらいました。また、ジェスチャーゲームとして、3チームに分かれてジェスチャーゲームをしました。

②イルカはどんな音を使っているの?〜ハンドウイルカの使う三種類の音(ホイッスル、クリックス、バーストパルス)を聞いてもらった後、その音の役割を説明しました。モスキート音の実験として、親子でどこの周波数まで聞こえるかに差があるのかを体験してもらった後、動物と人では可聴域が異なり、人には聞こえない音も使っていることについても解説。

③箱の中には何がある?〜イルカのエコロケーションの疑似体験として、段ボールの中に入っているものを触っただけで当てようというゲーム。箱の中身はいくつか、変えましたが、最後のナスだけは結果的に全員体験してもらいました。触ったあとは各々に予想を言ってもらい、答え合わせをした後はなぜ分かったか等を話してもらいました。ナスは、特に触感がイルカの皮膚の感じに似ていることを説明して、この後の実際のイルカのタッチ体験につなげました。

飼育員さんにインタビューしてみよう!〜ひと通りの説明や実験が終わった後、イルカの飼育員の方にご協力いただき、こどもたちから出た質問に答えてもらいました。また、イルカホールの上からイルカをコントロールしていただき、2頭のイルカがタイミングを合わせてジャンプする様子などを見て、イルカ同士がコミュニケーションを取っているということを感じてもらえました。

イルカの研究をしてみよう!(野外実験)

人とイルカのコミュニケーションの方法を考えるというグループディスカッションを行ったあと、ふれあいプールとイルカホールの屋上の2組に分かれて、こどもたちが書いてくれた内容の中で試せるものについて実際に実験させてもらいました。はじめにイルカホールの屋上にいった組は、イルカにクルクル回ってもらうというサイン出しをこどもたち一人一人にやってもらい、ご褒美としてエサやりも行いました。その後、ふれあいプールに移動し、イルカのむなびれタッチも体験しました。

バックヤードツアー

調餌室の見学をし、餌である魚の説明(魚の種類、量、栄養バランス、好き嫌いをさせないこと)や安全管理のために行われている釣り針の点検についてお話を伺った後、大水槽のバックヤードへ移動し、スナメリの観察、ウミガメのふれあい体験、大水槽の魚へのエサやり体験をしました。

最後に帰りの会として総まとめを行いました。

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