2022年12月10日
場所：まてまて（Verde大台ツーリズムゲストハウス）（三重県多気郡大台町）
この日は新たなサポーター育成に向けた、みえアウトドアヤングサポーター事業・山コースのアウトドアサポート能力向上セミナーにサポーターとして参加しました。
全員が集合してから、講師であるVerde大台ツーリズムの野田綾子さんから、みえアウトドアヤングサポーター事業を大台町で行う意義についてガイダンスがあった後、活動に入りました。
まず、自分たちが実際に災害に遭ったときなど火起こしをしなければならない状態において、命を守るための確保すべきモノ、コトの優先順位について話した。その中で暖を取ることが必要だと考えられた。その後実際の火起こしを行った。みえアウトドアヤングサポーターの参加証として各自にファイヤースターターが付与された。今回はティッシュを火種として火起こしを行った。焚き火台などを使って、ティッシュをそのまま火種として使うのではなく、バラバラに裂いて使った。ティッシュ、松ぼっくり、小枝、小さな薪、大きな薪の順に火に入れていった。3～4人ずつのグループで行ったが、苦戦しながらも全てのグループが火起こしに成功した。実際に起こした火で昼食用のお湯を沸かし昼食をとった。
ロープワークは大杉谷山岳救助隊隊長である森正裕さんから教わった。今回、学んだ結び方は、「もやい結び」、「フィギュア8ノット」、「ダブルフィギュア8ノット」、「ダブルフィギュア8ノットオンアバイト」、「ディレクショナルフィギュア8」などであった。支柱などへの結び方、山岳救助で使う結び方などにも利用される結び方であった。かなり複雑な結び方が多く、その場ではできても、実際に使えるようになるには何度も復習するように森さんからご指導があった。
今回は、アウトドアサポート能力向上セミナーということで、アウトドアの魅力と自然を利用するための気遣いについて考え、話し合い、また火起こしやロープワークを実践的に学んでアウトドア能力の向上が少しばかりできたと思います。
