皆さんこんにちは
三重大学大学院 生物資源学研究科 教授 坂本竜彦です。
このページでは、私が取り組んでいる研究事業や、平成30年度に開設した正規カリキュラム「自然環境リテラシー学」に関する記録や情報を公開しています。
過去の地球を研究することにより、地球の成り立ちを理解するとともに、持続可能な未来の地球を展望して、自然と調和した社会づくりについて、研究・実践・提言等をしています。
Towards the future
皆さんこんにちは
三重大学大学院 生物資源学研究科 教授 坂本竜彦です。
このページでは、私が取り組んでいる研究事業や、平成30年度に開設した正規カリキュラム「自然環境リテラシー学」に関する記録や情報を公開しています。
過去の地球を研究することにより、地球の成り立ちを理解するとともに、持続可能な未来の地球を展望して、自然と調和した社会づくりについて、研究・実践・提言等をしています。
私たちは、この地球とともにどう生きていけばよいのでしょう?地球温暖化、エネルギー、環境問題など、現在の地球には重要な人類的課題が山積みです。自分たちが生きていく社会に展望をもつためには、人間を要素とする地球をシステムとして理解し、個々の自治体レベルでの「持続可能な社会」の姿を具体的に明らかにしていくことが必要です。この研究室で、地球をシステムとしてとらえる自然観、持続可能な社会・自然エネルギー社会への具体的なビジョンをいっしょに学んでみませんか?
https://youtu.be/8qQD6bQo3Pg?si=HPcdiRwqewXHTzv1
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研究室メンバー(2024年度)
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リサーチフェロー 近藤玲介 Reisuke Kondo (北海道大学)
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卒業研究
2023
奥田 颯斗「東南海・南海トラフ地震による津波を想定した3D災害情報可視化マップによる三重県熊野市における地域防災力の向上」
加藤あゆみ「恐竜はなぜ時代の頂点に君臨できたのか?~恐竜繁栄の引き金となった中生代三畳紀後期に起きたカーニアン多雨事象の解明 」
平田 蓮 「竹バイオマスの嫌気性メタン発酵による再生可能エネルギー利用の可能性〜三重県北勢地域における小規模分散自立型ゼロカーボンシティの実現に向けて」
大谷昂久「鳥羽市沿岸域の海藻藻場がブルーカーボンとして二酸化炭素を固定する能力に関する研究~カーボンニュートラルな社会の実現に向けて」
2022
吉岡 輝「三重県の河川流域の環境条件が沿岸海洋域の⽣態系〜特に藻場に及ぼす影響に関する研究」
笠井有咲「三重県伊勢志摩沿岸浅海域におけるブルーカーボン評価に向けた藻場の炭素固定量に関する研究」
⽇⾼晴実「紀伊半島南部七⾥御浜における⽩那智⽯および御浜⼩⽯の起源」
2021
服部翔太「南伊勢町バイオマス産業都市構想におけるバイオマスエネルギー資源作物としてのヒマワリの利⽤可能性」
⾚⼟正展「新型⽔⾞の開発によるマイクロ⽔⼒発電の展望〜キャタピラ型⽔⾞の理論及び実験〜」
⻘⽊春⾳「伊勢湾でのシーカヤックを⽤いた新たなスナメリ観測による海洋と⼈間の共⽣の展望」
⽇⽐太智「過去2億年間で最も温暖であった⽩亜紀中期における海洋無酸素事変OAE-2の形成メカニズムの解明」
松浦優也「⾃然エネルギー複合利⽤による持続可能な”RE100三重⼤学モデル”構想〜真の環境先進⼤学を⽬指して〜」
伊藤寛⾼「東南海・南海トラフ巨⼤地震・津波を想定した災害情報可視化マップによる地域防災⼒の向上〜三重県尾鷲市の事例〜」
2019
徳森和寛「三重県の⽊材産業の持続可能な発展を⽬指して〜⼩規模分散型の地域製材業の現状と今後の展望〜」
由川琢也「湿潤系バイオマスを⽤いたバイオガスプラント稼働による⼯場内エネルギー循環システムの実現性向上」
畑中⿇緒「⼤規模災害想定地域における地域防災⼒向上のためのソーシャルキャピタルの形成の重要性〜三重県尾鷲市を例として〜」
2018
若林勇太「北極海チャクチ海の海底堆積物に記録された新⽣代後期⻑時間スケールの気候変動の解明」
⼭川拳志郎「バイオガスエネルギーによる持続可能な農業地域創⽣モデル〜地域資源としての酪農残渣・資源作物の可能性調査〜」
諸岡玲央「鈴⿅市の地域農業における農業と太陽エネルギーを両⽴させるソーラーシェアリングの研究」
⼩林真⾐「特異な⾷品加⼯残渣のバイオガス化による⼯場循環型エネルギーシステムの構築
2017
中⻄恭⼦「三重県津市におけるバイオガスエネルギーのポテンシャル評価」
三原春菜「市⺠主導「地域協働」による⾃然エネルギー地域内循環システムの展望」
冨⽥絢⾹「イタリア⽩亜系Bonarelli層に記録された海洋無酸素事変(OAE2)〜過去1億年前の温暖期の海洋環境の変化〜」
⽝飼拓弥「地⽅⾃治体における湿潤系バイオマスを⽤いた地域内循環モデル〜南伊勢町バイオガスエネルギーのポテンシャル調査〜」
2016
今井雅⼈「縞状鉄鉱層(Banded Iron Formation:BIF)を⽤いた原⽣代初期の古海洋環境の解明」
正⽊達也「農業と⾃然エネルギーを両⽴するソーラーシェアリングの研究〜イネの葉群光合成・乾物⽣産量および太陽光発電効率の関係〜」
⽯野⼀樹「湿潤系バイオマスによる持続可能な地域エネルギー循環の仕組みづくり〜三重県下の⾷品加⼯⼯場のバイオガスエネルギーポテンシャル調査〜」
中原邦博「南海トラフ⼤地震を想定した地域防災⼒向上の為の⽀援システムの確⽴〜伊勢市⼤湊町を事例として〜」
桑⼭ 采「ゼブラフィッシュ肥満モデルを⽤いたダルスの抗肥満作⽤評価〜産業創出に向けた地域⽣産物の付加価値創造〜」
⼋⽊ 栞「惑星地球の⼤酸化イベント(Great Oxidation Event:GOE)の解明〜25億年前の縞状鉄鉱層(BIF)による酸素濃度推定の試み〜」
2015
⽵下千栄⼦「過去1万年以降の地形変遷に伴う⼈類の⾜跡〜北海道北部頓別平野沿岸部を例に〜」
河合菜摘「下北沖海底堆積物コアに記録された過去10万年間のダンズガード・オシュガーサイクルの解明」
神野泰昌「三重⼤学は本当にエコキャンパスか?〜三重⼤学エネルギー⾃給⾃⾜システムに向けた,ゼロエネルギーキャンパスの構築〜」
菅原沙輝「K-T境界(恐⻯絶滅イベント)で何が起こったのか?−イタリア中部陸上掘削コアの分析−」
2014
前川 悠「菰野町における⽊質バイオマスを⽤いた持続可能な地域内循環システムの構築」
⼤⻄将⽉「過去3回の氷期・間氷期サイクルにおけるベーリング海の海氷変動の解明」
⼭中⽞樹「イタリア⽩亜系セリ 層に記録された温暖地球・海洋無酸素事変のメカニズムの解明」
⼩栗勇太「熊野地域における未利⽤⽊質バイオマスを⽤いた地域内循環システムに向けて」
藤井太郎「三重県中勢地域の⾃⽴に向けたバイオガスエネルギーの可能性」
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修士研究
2022
⽵端彬良「三重県の⾃然を体感・実感する⾃然環境リテラシー学における⼤学⽣の変容分析」
2020
⼭川拳志郎「持続可能な”⽇本版バイオエネルギー村”の実現に関する研究〜三重県南伊勢町におけるメタン発酵試験及び⽣育試験による再⽣可能な草本系バイオマスの利⽤の検討〜」
⽥中健三「三重県伊賀地域の林業における⽊材流通の最適化に関する研究〜スマート林業の社会実装を⽬指して〜」
2019
⽝飼拓弥「持続可能な地⽅⾃治体を⽬指した⼩規模・分散・⾃⽴型のバイオマス地域循環共⽣圏モデル〜南伊勢町を例として〜」
2018
今井雅⼈「オホーツク海底堆積物コアに記録された新⽣代後期の海氷変動〜⻑時間スケールのアイスアルベドフィードバックの効果〜」
正⽊達也「農業と太陽光発電を両⽴するソーラーシェアリングの導⼊判断⼿法の確⽴〜ほうれん草における遮光率と⽣育の関係性」
桑⼭ 采「微細藻類ユーグレナの油分抽出残渣の嫌気性メタン発酵によるバイオガスエネルギーとしての利⽤可能性評価」
2017
⽵下千栄⼦「南海トラフ地震を想定した伊勢平野南部における液状化危険度の予測〜地域防災⼒の強化を⽬指して〜」
Waleed Mahrous「A STUDY OF MICROALGAE, NANNOCHLOROPSIS SP. FOR BOTH BIOFUEL PRODUCTION AND WASTEWATER TREATMENT AS A NOVEL INITIATIVE TOWARDS GREEN AIRPORTS STRATEGY ENFORCEMENT(グリーンエアポート構想に寄与する微細藻類Nannochloropsis sp. のバイオ燃料⽣産と廃⽔浄化の利⽤可能性に関する研究」
2016
前川 悠「持続可能な⽊質バイオマスの利⽤における⼩規模・分散・⾃⽴型地域内循環システムの重要性〜三重県を例にして」
⼤⻄将⽉「統合深海掘削計画323次ベーリング海航海で得られた深海底堆積物コア中の漂流岩屑を⽤いた過去150万年間の⻑時間スケール海氷変動の解明」
⼭中⽞樹「イタリア⽩亜系セリ層の⾼解像度地層分析による海洋無酸素事変OAE-1aの解明」
KIM NA LEA「Feasibility Study of Biogas Production by Anaerobic Digestion Using Biomass from Food Processing Factory in Mie Prefecture(三重県の⾷品加⼯⼯場から排出されるバイオマスの嫌気性メタン発酵によるバイオガスエネルギーの利⽤可能性)」
自然環境リテラシーとは?
「自然環境リテラシー」とは、自然環境を総合的に理解し、自然環境と人間が相互に与え合う影響について深く考察し、体得した知識・技能を正しくわかりやすく伝達・発信することによって、自然環境を守り保全しながら、その魅力を活用できる能力を意味します。
三重大学生物資源学部では、平成 30 年度より「自然環境リテラシー学※」を開設し、三重県の自然豊かな地域で、現地合宿型実習を行ってきました。多様性あふれる三重の自然をとことん体験することで、自然環境に関する広範な知識と技能を身につけ、自然と関わる上で重要である危険回避能力や安全管理能力についても学習し、単なるアウトドアレジャーではない、生きる力の醸成を目指しています。
※自然環境リテラシー学は、2018〜2022年、三重大学生物資源学部の正規の専門科目、「高等教育コンソーシアムみえ」の単位互換科目でした。2023年度からは、一般社団法人NELCrewを設立し、より広く社会に自然環境リテラシーを学び・広める諸活動をしています。
Twitter : https://twitter.com/NELCrewofficial
Instagram : https://www.instagram.com/nel_crew/
Homepage : https://tats-sakamoto.com/nelcrew/
問い合わせ先: e-mail:nelnelcrew@gmail.com
これまでの活動記録
2023年度
https://note.com/tatscan/m/mf6dd84ddec9d
2022年度
https://note.com/tatscan/m/m8bd5536bd6cf
2021年度
https://note.com/nel2020/m/mddbee0e3b065
2020年度
https://note.com/nel2020/m/m88583aa9f9e4
・共同研究・委託研究・委託事業・寄付研究 10件,総額12,575,209円
・共同研究・委託研究・委託事業・寄付研究 15件,総額13,877,570円
1. 2020年度共同研究,「株式会社赤福における湿潤系バイオマス社内利用のための設備実装に向けた検討」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算949,070円,株式会社 赤福
2. 2020年度共同研究,「スマート製材業の新展開のための木材ICTシステム”iNOJISYSTEM(仮称)”の開発」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算500,000円,野地木材工業株式会社
3. 2020年度共同研究,「南伊勢町・三重大学連携事業「”海の国~南伊勢町”の自然環境人材育成」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算945,000円,南伊勢町
4. 2020年度委託研究,「令和2年度地域の森林・林業再生プラン策定等に関する委託研究」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算500,000円,伊賀市.
5. 2020年度委託研究,「令和2年度大台町木質バイオマス等再生可能エネルギ-活用調査」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算4,000,000円,大台町.
6. 2020年度委託研究,「令和2年度生物モニタリング調査」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算400,000円,鳥羽市・漁業と観光の連携促進協議会
7. 2020年度委託研究,「令和2年度南伊勢町におけるバイオマス地域循環モデルと消化液の検討に関する包括的支援業務」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算3,338,500円,南伊勢町
8. 2020年度受託事業,尾鷲市・三重大学連携事業「自然環境人材育成事業」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算1,840,000円,尾鷲市
9. 2020年度受託事業,「自然環境人材育成事業」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算586,000円,紀北町
10. 2020年度受託事業,「明和町における自然体験プログラムの開発に関する委託事業」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算300,000円,明和町
11. 2020年度三重大学・地域貢献活動支援事業「地域の海をよく知る地域の人が地域の子どもたちに海を教える〜三重県南部における地域産業振興と結びつけた自然資源を活用する地域人材育成事業」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算270,000円
12. 2020年度三重大学・地域貢献活動支援事業「津市栗真町屋地区における耕作放棄地 消のための産学官連携プロジェクトの推進」,研究分担者(研究代表者・アヴシャル恵利子),研究予算240,000円
13. 2020年度三重大学地域拠点サテライト・東紀州サテライト東紀州産業振興学舎地域連携事業「天満荘 における学生参加型地域プロジェクト」研究分担者(研究代表者・山本康介),研究予算300,000円
14. 2020年度三重大学地域拠点サテライト・東紀州サテライト東紀州産業振興学舎地域連携事業「野地木材工業(株)における熊野地域木質バイオマス事業に関する共同研究」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算300,000円
15. 2020年度三重大学・中小企業との共同研究スタートアップ促進事業「スマート製材業の新展開のための木材データベース/ICTシステム”NOJISYSTEM”の開発」,研究代表者・坂本竜彦,研究予算300,000円